人は皆経営者

まだ、学生だった頃、人生に行き詰まっていた自分に、入り浸っていたカフェのオーナーが言ったことがある。

人は皆経営者だと。家庭なら家庭、会社なら会社といったように組織を運営していくことこそが経営だと。

そして最近、自分が思うのは、自分の行動を決めて、自分自身を運営していくというも経営の一種なのだと。

ただ世の中にいる人たちの中にはそんな意識を持たずに生きている人も大勢いる。

だが、それは実は本人が気づかないだけで、家庭ならば他の家族が、会社なら上司や経営陣がその役割をカバーして担っているということなのだと思う。

そういう意味では、学生時代の間に一人暮らしをするということは何に変えても得難い経験だったと思う。

親からの金銭的な援助はあったとは言え、自分でお金を管理し、自身の進む方針を決め、物事を動かしていく。

自分自身を運営するトレーニングは十分にしてきた。

それ故に、会社員になってしまってからは物足りなさを感じる。

会社員とは組織に属し、与えられた仕事をこなすのが仕事だからだ。

物事を決めるのは、上司であり、もっと上の経営陣である。

そういう環境下でいると、自分で決め、自分自身を運営する能力は衰えていく一方だ。

それ故に、自分で事業を起こし、その運営を行っていくことは、この能力を伸ばしていくためには必要不可欠だと思う。

そういう意味もあって、ちょこちょこと今から準備を始めることにした。

まずは自分が今まで培ってきたものを、価値という形にする。

そういうところをはじめてみたい。

自分という経営者人生を本格的に始めるための第一歩を踏み出せれば、いいと思っている。